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Ask the pastor
聖書と福音のQ&A
新約聖書
必死に、何度も、しつこく求める?
質問: 神様は必死に何度も求めないと聞いてくれないのですか? [ルカ 11:5-13] ここのたとえに出てくる神様は、なかなか願いごとを聞いてくれず、必死にしつこく祈らないと叶えてくれないように思えますが・・・。 答え:父なる神はそうではなく、まったく正反対です。 ここでイエスが言われた例え話は、理解しづらい箇所としてあげられるたとえの一つです。 一見するとイエスは、「友人に対して普通に求めても聞いてくれないが、しつこく頼んだら聞いてくれる」 と教えているように見えます。しかし、ここは 「しつこさ」 について教えているのではなく、「誰に」 頼んでいるのかということを教えようとしているのです。 ここでイエスが言いたいのは、「あなたの友人でさえ都合が悪い真夜中であっても結局は願い事を聞いてくれるだろう。であるならば、 あなたの父なら どれほど簡単にあなたの願いをかなえてくれると思う?」 と伝えているのです。 このような理解しづらい文節は、それが書かれている文脈全体を見る必要があると思います。事実、11章2節では、「このように祈りなさい。私たちの 父よ
Katsumi Sunaga
3 日前読了時間: 2分
なぜ3人だけ?
質問:ヤイロの娘を癒す時に、なぜイエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブの3人しか一緒に入ることを許されなかったんですか? [ルカ8:51] 癒しのためだったら3人だけでなく、弟子 12人全員で入ったほうが、12人みんなの信仰が集まって強くなるだろうにって思いました。 答え:イエスは信仰を大切にしたから、あえて3人にしたようです。 確かに人々が大勢が集まれば、信仰も集まって力が増すだろうと思いますよね。しかし、信仰は必ずしも 単に集まった人数に比例しているわけではありません 。集まった人たちに 「信仰があれば」 たしかに信仰は増し加わるでしょうが、集まった人々が 「不信仰の人々」 ならば、かえって不信仰が増し加わってしまいます。実際ここで集まった町の人々は、死んだ娘をよみがえらせようとしているイエスを 「冷ややかにあざ笑っていた」 と書かれています。そこには大勢がいたものの、不信仰が増し加わっていたのです。これはカペナウムという町で起こったことですが、実際にルカ10章では、イエスがこの町の不信仰を責めているのを見ることができます。死人をよみがえらせるという
Katsumi Sunaga
3 日前読了時間: 2分
マタイとレビは同一人物?
質問:マタイとレビは同一人物ですか? もしそうならなぜ別の名前で書かれているのですか? [ルカ5:27] 福音書ではよくひとりの人が複数の名前で登場することがあります。混乱しますね。今回はそれについてひも解いてみましょう。 答え:はい、マタイとレビは同一人物です。 率直な答えを申し上げると、マタイとレビは同一人物だと思われます。 当時のイスラエルは、長い間にわたって多くの外国の統治下に置かれていたため、母言語であるヘブル語の他に、中東圏のアラム語、ヨーロッパ圏のギリシャ語、ラテン(ローマ)語が入り混じっていた多言語文化であったということが背景にあります。そのため、当時のユダヤ人は当たり前のように複数の名を持ち、それらを場所と機会によって使い分けていたという慣習があったのです。マタイは、ヘブル語では 「レビ」 という本名を持っていましたが、同時に 取税人としてローマ人と関わる身分においては 「マタイ」 という名を用いていたということでしょう。漁師シモンが、使徒としてはアラム語で岩を意味する 「ケファ」 と呼ばれ、新約聖書の中ではギリシャ語の 「ペテ
Katsumi Sunaga
4月8日読了時間: 2分
系図は何のため?
質問:聖書の系図には意味があるのですか? 福音書にはなぜ人名を列挙する系図が書かれているのでしょうか? 何の目的があるのでしょうか? また、私たちはそこを詳しく読む必要があるのでしょうか。 答え: 救い主の「身分」を証明する、命のバトン 聖書を開いて、ずらりと並ぶ人名を目にすると、どうしても難しく感じてしまいますよね。 ですが、なぜ聖書がこれほどまでにページを割いて系図を記しているのか、その理由を 一緒に、ひもといてみましょう。 まず背景として知っておきたいのは、ユダヤ人にとって系図は自分の出生を証明する、何よりも大切なものだったということです。自分がどの部族に属し、どの土地に住み、その土地の相続権は誰にあり、またどのような社会的地位にあるのか。それらすべては系図に載っている先祖によって証明されました。 特に、王を輩出する「ユダ族」や、神殿で仕える祭司の「レビ族」にとっては死活問題です。系図による証明がなければ、王になることも、祭司として仕えることもできなかったからです。 系図を読み解くうえで最も重要なポイントは、「最初に出てくる人」と「最後に出
Katsumi Sunaga
2月19日読了時間: 3分
パリサイ人、サドカイ人って誰ですか?
質問:パリサイ人? サドカイ人? 福音書を読んでいると、パリサイ人やサドカイ人が出てきますが、この人達は、どこかの国の人ですか?それとも何かの職業のことでしょうか? 答え: 人種ではなく、ユダヤ教の中の「正反対な二大宗派」 福音書を読んでいるとしばしば登場するこの名前。日本語では「〜人」という呼ばれ方をしますが、実はペリシテ人のような人種(民族)のことではありません。これは当時のユダヤ教にあった「宗派」を指しており、現代の私たちには 「パリサイ派」「サドカイ派」 と呼ぶ方が理解しやすいかもしれませんね。どちらもBC150年あたりから登場し、ギリシャ帝国からローマ帝国へ移行していく中で、イスラエルに王が不在であった時期に国の主導権を握ったグループです。 聖書の世界をより深く知るために、一緒にその本質をひも解いていきましょう。 まず「パリサイ派」についてですが、これは「分離」を意味する「パリシー」という言葉が語源となっています。 その名の通り、聖書のことばを文字通り厳格に守り、世俗的な汚れから自分たちを切り離して生きようとした人々で、「律法学者」とも
Katsumi Sunaga
2月19日読了時間: 3分
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